今日の朝日新聞に、歯痛についての記事がありました。
医療のページの、特集『痛みの病理学』の連載2回目の記事で、
タイトルは「歯痛の原因は歯だけか?」。
歯が原因ではないのに、歯に痛みを感じる。
そんな人が歯科に行って診察を受けても適切な診断がされず、歯や神経を抜かれる例があるそうです。
たしかに歯が原因で歯痛になっている場合もありますが、歯以外の原因の歯痛もあるんだそうです。
患者としては本当にたまったもんじゃないですよね。
歯が原因ではないのに歯を削ったり抜いたり、神経を抜かれたり。。。
こういう歯痛を非歯原性歯痛といいます。
非歯原性歯痛の原因としては、
- ほおなどの筋肉や筋膜の痛み
- 歯、顔面の痛みを感じる三叉(さんさ)神経の異常
などがあるそうです。
この病気の治療としては、三環系抗うつ薬の投薬があります。
脳のなかにはセロトニンとノルアドレナリンという神経伝達物質があります。
これらは痛みを調節する機能があるそうです。
セロトニンやノルアドレナリンが、何かの原因で減ると、痛みがでることがあるとの事。
環系抗うつ薬には、これらの物質を増やす作用があるんだそうです。
あくまで神経伝達物質を増やすためなので、うつ病の治療のためでないという事です。
新聞記事に紹介されていた患者の場合、三環系抗うつ薬を1日1回、寝る前に飲む投薬治療をしていて、2年間、歯痛は起きてないそうです。
非歯原性歯痛を研究している口腔顔面痛学会では、来年夏ごろまでに、非歯原性歯痛についてのガイドラインを作成しようと作業中です。
学会の担当者の話。
『痛みの原因が歯か、歯ではないのかを診断し、早く適切な診療科へ依頼する体制を整えたい』
非歯原性歯痛について、↓に詳しく書かれています。
非歯原性歯痛に詳しい主な病院
- 北海道大学病院 高次口腔医療センター(札幌市)
- 東北大学病院 口腔外科(仙台市)
- 日本大学松戸歯学部病院 口・顔・頭の痛み外来(千葉県松戸市)
- 日本大学歯学部付属歯科病院 ペインクリニック(東京都千代田区)
- 東京医科歯科大学歯学部付属病院 ペインクリニック(東京都文京区)
- 慶応義塾大学病院 歯科・口腔外科(東京都新宿区)
- 日野市立病院 歯科口腔外科(東京都日野市)
- 正司歯科 口腔顔面痛センター(東京都品川区)
- 静岡市立清水病院 口腔外科(静岡県)
- 大阪歯科大学病院 歯科麻酔科・ペインクリニック、口腔外科(大阪市中央区)
- 大阪大学歯学部付属病院 口腔補綴科(大阪府吹田市)
- 岡山大学病院 補綴科(クラウンブリッジ)(岡山市)
- 九州歯科大学病院 歯科麻酔・疼痛外来科(北九州市)
(朝日新聞より)
この病気についてはまたあまり知られてないせいか、扱っている病院は少ないようです。
もっと全国的に増えてくれるといいですね。
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